「アイツ痴漢野郎だったんだな…
捕まってよかったわ」


『うん……安藤、ごめん』


「なんで謝んだよ」


『私のせいでそんな傷だらけになって…』


「別にお前のせいじゃねぇし」



二人で帰り道を歩きながら話していた
確かに安藤は勝った

だけど、擦り傷がいっぱいある
なんだか申し訳なくなってくる




『手当て…、するからさ、ウチ来なよ』


「いや、大したことねぇから大丈夫だって」


『やだ、私がしたいの』


「ん、まぁ平気だけどそんな言うならお願いするわ」



さすがに申し訳なくてどうしたも手当てをしてあげたかったので家へ呼んだ