『おじゃましまーす。』


がちゃっ


『――ん?』




あれぇぇえぇぇ!?



え?え??



道?


なんで?!




すっごく混乱していた私だが…




あ!


あの人発見!!



猛ダッシュで走っていく私。





『あのっ!さっきは本当にすみませんでした!!』



ガバッと頭を下げた私。




…あれ?反応なし?



恐る恐る顔をあげると

ビックリしていた顔があった。




『どうしたんですか?』



なにやら状況を掴めていないらしい。




『あの?』


「あ、いや」

「どうして君がここにいるの?」



…なんだって?



『ごめんなさい。後ろついてきちゃいました。』



正直に話すしか無いだろう。



「いや、君みたいな子は入れないはずなんだけど…」




…ん?



『どういう事ですか??』




なにがなんだかこっちも分からなくなってきた。




「いや、なんでもない。」




ありゃ。また素っ気ない(笑)


ま、いいや。



『私、そろそろ学校行かなきゃまずいんで!!』



よーし、学校行こ♪




「ちょっと待って。君どこいくの?」



『え?学校。』



「そっちじゃない。」



なに言ってるんだ?この人(笑)


『いや、私の高校こっちですから(笑)』



「そっちからは行けない。」



はぁ!?(笑)


そっち逆方行だから(笑)



『だからそっちじゃ――


「いいから。ゲートが閉まる。」』




ゲート?


『なんですかそれ?』



「は?」




おいおいおい。


なにその顔。


ビックリしすぎじゃない?


「―――もぉいい。ちょっと俺の家来い。」



あれれれれぇ?


お家?ニヤニヤ




―――『おじゃましまーす。』



せまっ(笑)


玄関あって廊下あって終わりかい(笑)


でも部屋数 多い!


奥に1つと両端に7部屋!



「ここ。俺の部屋だから。」


『わぁっ』


モノクロだ!!

そして綺麗!!



「まぁ、座って。」


『はい。』


とりあえず正座。




「さっそく本題に入るけど…。」



なになに…。