「ダ・・・ァッ!」 陽子は、身体を使って止めようとするが、足に痛みを感じ壁に手をついてしまった。 「いっそのこと、台所まで運んじゃいますねー!」 普段なら微笑ましいかもしれないけど、デリカシーの無さ。さらには、この状況での空気の読めなさに憤りを感じる。 「待ってー!」 陽子は、とうとう大声で叫んだ。 しかし、安藤は、そのまま地獄に繋がるであろうドアへどんどん歩いていく。 陽子は、足を引きずりながら追おうとするが、その時には既にドアに手をかけ、部屋の中へと入ってしまった。