「いや……」





薄いオレンジ色に染まった夕焼けの中…
じりじりと追い詰められていく、1人の少女。





「やめて…来ないでっ!!」





それを嘲笑うかのように、2つの影が近づいてゆく。










「いやぁーーっ!!!!」











「……何してんの?」


「あのっ“それ”"っ、どけてください!!!」


少女を追い詰めていた2つの“それ”とは…





「ゲロゲロッ」





────カエルだった。