イジワルなkiss




そう言って私の髪に触れた真弘の手。



ドキっ…



真弘が私に触れた瞬間、



大きく跳ねた心臓。



…寝癖を直してくれてるのはわかってるんだけど、なんか…優しく撫でられているようで。



一気に熱くなる顔。



そんな私に気付いているのかいないのか、



「よし、直った。少しぐらいは身だしなみちゃんとしろよ?一応女の子なんだから。」



最後にポンと置かれた手。



「………う、ん。ありがと。」



小さな声でそう言うと、持っていた鞄をギュッと握る。