「好きなんでしょ?久野の事。」 真剣な表情で私を見る星良。 私は何だか気恥ずかしくなって視線を逸らしながらこくりと頷く。 「だったら何か行動起こさないと。何にも始まらないよ!」 ……た、確かに。 「……うん。そうだよね。私頑張る!」 その言葉に「協力するからさ!」と微笑む星良。 私は今度こそウインナーをしっかりと箸で掴むと口の中に収めた。