時間が来て、新入生代表挨拶の順が来た。



 唯一自分が興味を持っている新入生代表の正体。


それがわかるとき。



 『…なんか堅苦しい言い回しに聞こえるなぁ。』
 

 ここまでの言葉。


 
 まぁ、簡単に言うと新入生の一位が誰かわかるということ。


 トッ


 
 シーンとしているホールに足音が響く。

 


 今聞こえる足音は、挨拶をするたった一人のものしか聞こえないはず。


 だから、もうすぐ。というのはわかった。


 前を向くとステージが目に入る。

 
 私の席はほとんど前の方だったおかげでステージはよく見える。



 トッ  トッ


 階段を上る音が聞こえる。


ステージの奥にある控え室からでてどんどん近付いてくる足音。