ゲーセンに行くと春は真っ先にゾンビのゲームに行った。
…あいつ可愛い顔して意外と鬼畜なんだよな。
それからは全員バラバラの行動を取るようになった。
今から2時間後に今いるゲーセンの入り口集合だと…。
んじゃ全員でゲーセン来る意味あったのか?とか思いながらもブラブラしていた。
まぁゲーセンいてもやることねぇし、その辺の道を歩いていた。
案の定周りからの声はうるさかった。
女「きゃーっ!!
かっこいい!!」
女「一度でいいから抱いて欲しい!!」
…誰が抱くか。
つまんねぇ…まじでつまんねぇよ。
周りを無視しながら歩いているとある2人の女が目に入った。
片方の女はすごい美人だが、もう1人はそうでもなくどこにでもいる地味な女。
普通は美人な女に目がいくかもしれないが、俺は違った。
どこにでもいる地味な女に視界が集中した。
俺はすぐさまその女の方へ行き、目の前で止まった。
美人なほうはきゃーきゃー言っている。
「名前、何だ?」
すると美人なほうが名乗ってきた。
舞「神之舞(カミノマイ)っていいます!!」
「ちげぇ。
……お前だよ。」
視線を黒髪ストレートのいたって目立つ要素のない女に向けた。
まさか自分が、というような顔をしている。
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