「…っ……ん…。」
若「心!!大丈夫!?
痛いところはない!?」
「かあさん…?
つーか…みんないるし……。」
大「当たり前じゃないですか。
全く…心配したんですよ?」
春「そうだよ!!
心ちゃんが車と喧嘩するほど馬鹿だとは思わなかった…。」
愛「無事でよかった…。」
言いたい放題のこいつらの話をひたすら聞き流した。
「心愛…無事でよかった。
つか、百はどこだ?」
話の最中に一言も百の声が聞こえない。
それ以前に姿すら見ていない。
……もしかしてどこか怪我でもしたのか?
そんなこと思っていると心愛が腕を引っ張って俺が見える所にベッドから離れて隅のほうにいた百をつれてきた。
「百…怪我なさそうだな。
よかった…。」
百「っ…すいませんでした……。」
「謝んなって。
俺はお前が無事でよかった。」
百「心さん…。」
空気を呼んでくれたのか、見舞いにいた全員が続々と病室から出て行った。
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