大紀が駆けつけた時、心愛は血で汚れた道路の近くに座り込んでいた。
大「心愛…大丈夫か?
とにかく心のところ行くぞ?」
愛「心…大丈夫だよねっ……?
っ…だいじょ……ね…?」
大「大丈夫に決まってます。
俺達の総長はそんな簡単にくたばるわけがありません。
心のところへ行きましょう、ね?」
大紀は心愛を落ち着かせてからバイクに乗せて病院へ向かった。
手術室前の椅子に百とそれから心の両親である若葉が座っていて、育斗を含めた他4人が立っていた。
百「私のせいでっ……心さんが…。」
若「大丈夫よ。
私と育斗の子供なんだから、絶対大丈夫。
それにね、心はきっと自分を責めてる百さんをみたら悲しむと思うわ。」
そして心愛がきた事に気づき、育斗が心愛を抱しめた。
育「…怖かったろ?」
愛「おと…さんっ……怖かっ…。」
育「心なら大丈夫だ。
絶対大丈夫だ。」
全員が心の無事を祈り、信じて数時間がたった。
ついに手術のランプが消えた。
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