騎龍 -15代目総長-




今日は2人送るという事もあり、下っ端で車の免許を持っている奴に運転を頼んだ。
玄関に入るとすでに百達は靴をはいているところだった。



愛「お迎えありがとう!!」



百「わざわざすいません…。
ありがとうございます。」



「気にすんな。
それより、2人とも何かあったらすぐに連絡よこせよ?」



百「わがままを聞いていただき、ありがとうございます。」



愛「任せといて!!」




そんな2人を繁華街まで送り、下っ端1人を護衛としてつけた。
…といっても後ろからついていくだけの役なんだけどな。
そいつにも周りでおかしい事があれば連絡するように言ってある。




だけれど、完全に安心というわけではない。
俺は落ち着かないまま倉庫で携帯とにらみ合っていた。




大「心…目が怖いですよ。
そんなに携帯を見つめなくてもいいじゃないですか。
連絡がこないのはいい事なんですから。」



春「そうだよ!!
心ちゃんの目、釣りあがってて怖いーっっ。」




「黙れ。」




そういう事に今は鎌ってやれるほど余裕がない。
いつ、どこで、何が起こるかわからない…少したりとも気を抜く事は許されないんだ。







携帯と睨みあって2時間が経過したその時…





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