今日は2人送るという事もあり、下っ端で車の免許を持っている奴に運転を頼んだ。
玄関に入るとすでに百達は靴をはいているところだった。
愛「お迎えありがとう!!」
百「わざわざすいません…。
ありがとうございます。」
「気にすんな。
それより、2人とも何かあったらすぐに連絡よこせよ?」
百「わがままを聞いていただき、ありがとうございます。」
愛「任せといて!!」
そんな2人を繁華街まで送り、下っ端1人を護衛としてつけた。
…といっても後ろからついていくだけの役なんだけどな。
そいつにも周りでおかしい事があれば連絡するように言ってある。
だけれど、完全に安心というわけではない。
俺は落ち着かないまま倉庫で携帯とにらみ合っていた。
大「心…目が怖いですよ。
そんなに携帯を見つめなくてもいいじゃないですか。
連絡がこないのはいい事なんですから。」
春「そうだよ!!
心ちゃんの目、釣りあがってて怖いーっっ。」
「黙れ。」
そういう事に今は鎌ってやれるほど余裕がない。
いつ、どこで、何が起こるかわからない…少したりとも気を抜く事は許されないんだ。
携帯と睨みあって2時間が経過したその時…
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