そんな事考えていると部屋に心愛が入ってきた。
愛「お風呂入って。」
「あぁ。」
着替えを持って部屋を出ようとした。
愛「あ、明後日に百と2人で出かけたいんだけどいい?」
「は?」
二人で、しかも女だけで行かせられるわけがねぇだろう。
その上心愛は俺の妹でもあるのだから狙われているのは目に見えている。
「無理に決まってんだろ。
出かけんなら俺がついていく。」
愛「それじゃぁ駄目なの!!
私と百と二人で買い物に行くことに意味があるんだからね!!」
「…お前わかってんのか?
百もそうだが、心愛だって狙われてんだぞ?
そんな中俺が許すとでも思ってんのか?」
愛「それじゃぁ心以外の人がついてくれたらいいよ。
それで我慢する。
でも、後ろからついてくるだけにしてほしいの。
せっかくの友達だもん…一回でいいから2人で遊びに行きたいの…。」
心愛の言いたいことはわかる。
こんな環境にさせてしまったのは紛れもない、この俺。
それでも、何も文句言わずにいてくれた心愛がここまで頼み込んでくるのは初めてだ。
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