騎龍 -15代目総長-





百「いつも送っていただいてありがとうございます。」



「俺が勝手にしたいことしてるだけだ。
気にすんな。」



百「…ありがとうございます。」



「ん。
明日はいつから倉庫来れる?」



百「昼からなら大丈夫です。
あの、課題とか持っていってもいいですか?」



「構わない。

んじゃ1時頃迎えにくる。」



百「わかりました。

あのっ……どうして心さんはこんなに私に構ってくれるんですか?」



「好きだからだ。」



百「でも…私、これといって良い所なんて……。」



「百が傍にいると安心する。
百が傍にいると暖かい気持ちになれる。



…百が笑っているのを見てるだけで、幸せだと感じる。

理由なんかねぇ。
それじゃぁ駄目なのか?」



百「心さん…。」



「んじゃ早く寝ろよ?
おやすみ。」




そう言って百と別れた後にそのまま家へ帰った。
すでに心愛は帰っており、風呂に入っている。


部屋に戻り、ベッドにダイブした。




百のどこが好きなのか、と聞かれたら俺は全てとしか答えられない。
顔だとか、体だとか、性格だとか…それだけが好きなわけじゃねぇしな。



全てが好き、それしか答えられない。




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