すごく平和で楽しく時間がすぎていき、俺と百の関係は変わらぬまま一学期が終わった。
終業式が終わり、倉庫で夏休みの計画を俺以外の連中がたてている。
が、もちろん俺は話しに入らない。
めんどくせぇし勝手に他の奴らが決めるだろうしな。
春「今年の夏は…定番の海でしょ!!」
加「いいな、ビキニの美女探しするか!!」
愛「さいてー男の発言でましたー。
百もそう思うでしょ?」
百「えっと…やはり男性は見た目が良くないと嫌ですか?」
加「良いにこしたことはないな。
抱きごこちとか、気分とか変わってくるしよ。」
百「そうですか……。」
愛「百?
それはね、こんな下半身緩い変態で駄目男達が思ってることなの。
男全員がそう思ってるわけないよ?」
百「ですがやっぱり…。」
話には入らなかったが耳を傾けていた俺は、百達の会話を聞いて口を開いた。
つか、加賀見の野郎…まじで最低男だな。
「んな男ばっかじゃねぇよ。
その辺の道や電車の中でもお世辞にも可愛いなんざ言えねぇような女が結婚指輪はめてたりすんだろ?
だらしねぇ男だけだ、んなこと思ってんのは。
気にする価値もねぇ。」
ちょっ、その言い方ひどくね?と加賀見が横から反論していたが綺麗にスルーした。
奇麗事かもしんねぇけど見た目が良い悪いより、中身の問題だからな。
見た目なんざどうにでもなるが性格はなんともなんねぇ。
.


