あれから百は再び笑うようになった。




「百、放課後美味いって有名なシュークリーム店にでも行くか?」



百「行きたいです!!」



「よし、んじゃ今日は倉庫行く前に買いに行くぞ。
好きなだけ買ってやる。」



百「ありがとうございます。
心さんが連れて行ってくれる店は全部美味しい所ばかりで楽しみです!!」



昌「そりゃ必死にネットやら雑誌やらできもいほど調べてるしな。
俺らも何度聞かれたか…。

つーか、一応昼休みで俺ら全員いるんだからいちゃつくの控えてくんない?」




今は昼休みでいつもの空き教室にいる。
美味い店を見つけたら百を誘うようにし、2人で出かけるのも最近では多い。

…だがまだ進展はない。
俺が一方的にアピールしている最中だ。




愛「ってゆーか、私にはそういう事なーんもしてくれなかったのに…。
私だって甘い物好きなのにっ。」



「は?
俺がお前にそんなことするわけねぇだろ?」



愛「ひっどぉ!!
お兄ちゃんのくせにーっっ。」



「お兄ちゃんとかきもい。」




心愛とそんなやり取りをするのも日課
そしてこれを見て百が笑うのも日課






そんな百を見て穏やかな気持ちになるのも日課となった。





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