ベッドの上で三角座りをして丸まっている百をそっと抱しめた。
「悪い。
こんな事になるはずじゃなかったんだ…。」
百「いいんです…。
いつかはわかってた事だと思うので…。
私…勝手に舞ちゃんの事を幼馴染で親友だって思い込んでたんですね。
なんか恥ずかしいです。
あー…私、友達いなくなっちゃいましたね。」
無理矢理元気な素振りを見せる百をさらに強く抱しめる。
「それだけあいつの事想ってたんだろ?
ずっと一緒にいて、喋って、遊んで……誰だってそう思うさ。
俺は絶対に百を裏切らない。
もちろん龍騎のメンバーも全員百を仲間として受け入れている。
…お前は1人じゃねぇぞ。」
百「っ…心さん……っ」
それからしばらく百は声を抑えながら泣いていた。
泣いて忘れればいい
泣いて明日から笑えばいい
これから明るく楽しく生活していけばいいんだから…
「…今は泣けるだけ泣いとけ。」
百「うぅっ…わぁぁっ……」
我慢なんてする必要ねぇんだぞ。
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