ここから保健室までは数分でいける。
俺と同じ事を考えていたのか、昌紀は保健室だけ放送が流れないようにした。
「……やれ。」
そう言った瞬間3人は女達を殴り始めた。
もちろん力加減はしている。
痛い、止めて、という女達の声は全て無視。
体の傷は消えるが心の傷は消えねぇ…。
特に神之舞だけは許せない。
殴っている音をBGM代わりにし、全校生徒に向かって言った。
「俺は男であろうが女であろうが容赦しねぇ。
どんだけ騒ごうが、抵抗しようが、確実に潰してやる。
俺らの…俺の姫に手出す奴は覚悟しておけ。」
そう言って放送を止めた。
ぐったりしてる4人を外へ放り出し、自主退学として処理してもらった。
俺は百がいるであろう保健室に1人で行った。
やはりそこに百がいて、俺が入ったと同時に大紀が出て行ってくれた。
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