その後百が自分で自己紹介をし、他の連中とも馴染んでいった。
下っ端「総長!!
お祝いしましょう!!」
1人の下っ端のその言葉に全員が賛成し、準備をしだした。
そして今は見事に全員馬鹿騒ぎ中だ。
下っ端「そうちょーっっ!!
早く百さん落としてくださいよー!!」
下っ端「そうっすよ!!
総長、男なんすからもっとがんがんいかないと!!」
「うっせぇ!!」
しまいには下っ端達にまで馬鹿にされる俺…情けねぇ。
そんな俺の隣りにちょこん、と百が座った。
百「…ありがとうございます。」
「何が?」
百「こんな素敵な人達に会わせてくれて…本当にありがとうございます。」
「族を素敵な人達とか言うの、お前くらいだな。
俺のほうこそありがとう。
…世間ではクズ扱いされてる俺らの事、んな風に思ってくれてさ。
これから巻き込んでしまうかもしれねぇけど精一杯守るから。」
百「ありがとうございます。」
「それと早く俺に惚れてくれよな。」
百「えっちょっ……。」
「ククッ……冗談だ。
惚れるとかそんなのは自然となるもんだからな。」
それからしばらくして百を家に送ってから帰った。
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