騎龍 -15代目総長-





その後百が自分で自己紹介をし、他の連中とも馴染んでいった。



下っ端「総長!!
お祝いしましょう!!」



1人の下っ端のその言葉に全員が賛成し、準備をしだした。
そして今は見事に全員馬鹿騒ぎ中だ。




下っ端「そうちょーっっ!!
早く百さん落としてくださいよー!!」


下っ端「そうっすよ!!
総長、男なんすからもっとがんがんいかないと!!」



「うっせぇ!!」



しまいには下っ端達にまで馬鹿にされる俺…情けねぇ。
そんな俺の隣りにちょこん、と百が座った。



百「…ありがとうございます。」



「何が?」



百「こんな素敵な人達に会わせてくれて…本当にありがとうございます。」



「族を素敵な人達とか言うの、お前くらいだな。
俺のほうこそありがとう。
…世間ではクズ扱いされてる俺らの事、んな風に思ってくれてさ。


これから巻き込んでしまうかもしれねぇけど精一杯守るから。」



百「ありがとうございます。」



「それと早く俺に惚れてくれよな。」



百「えっちょっ……。」



「ククッ……冗談だ。
惚れるとかそんなのは自然となるもんだからな。」



それからしばらくして百を家に送ってから帰った。



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