百「…私は心さんの隣りにいれるような女じゃないです。
見た目だって可愛くも綺麗でもないし、頭だって良いわけでもないし…平凡中の平凡である私なんかが隣りにいては駄目なんです。
でも…
正直に言うと、心さんと仲良くなりたいです。
少しの間ですけどお話とかしててすごく楽しかったんです…。
面白くもない私の話を聞いて、うなづいてくれて…本当に嬉しかったんですっ。」
「俺でよけりゃいくらでも話聞く。
つーか、俺が百の話が聞きてぇんだ。」
百「嬉しい…。」
「今は友達として俺の傍にいて欲しい。
危険を伴うから姫という名をつけるだけだと思ってくれていいから。」
百「…はい。
これからも仲良くして下さい。」
可愛い笑顔で俺の目を真っすぐみながらそう答えた。
付き合ってはいない…だが姫として迎え入れることが出来る、そう思った瞬間顔が緩んだ。
それを見ていた周りの奴らが、今まで黙っていた口を開いた。
昌「うわきもっ!!
その顔まじできもいんだけどっ。」
春「心ちゃん…嬉しいのはわかるけど気持ち悪い顔だよ?」
加「心がこんな顔すんの初めてじゃね?
あ、女に関わる事すら初めてだから仕方ねぇか。」
大「あなたたち、少しは黙って下さい。
いくら心があまりの嬉しさに、だらしなくて気持ち悪い顔をしているからといってそこまで言わなくてもいいでしょう?」
……そう言う大紀が1番酷いと思うのは俺だけか?
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