騎龍 -15代目総長-




しばらくしてはっとしたような顔をした後、申し訳なさそうな顔をした。



百「あ…すいません、私ばかり話してしまって……。」



「別に良い。
聞いてて楽しかったしな。
それより俺の事は心って呼べ。
俺、百のこと勝手に呼び捨てしてんだしさ。」



百「わかりました。
でもせめて心さんって呼ばせてください。
年上ですので…。」



「それでいい。」



それからも学校は楽しいか、とか
家では何して過ごしているのか、とか

色々な事話した。



そしてあっという間に6時を過ぎていた。
会計は俺が支払った。
百はすごい遠慮してたけど…無理矢理俺が全部払った。




「家まで送るから道案内よろしく。」



百「ありがとうございます。」



行きとは違って少し距離感は縮まったと勝手に思ってたりする。
今は百自ら腰に腕を回してきたから…少しは進展したはず。



そんなこと思いながら運転し、百の家についた。




百「今日は楽しかったです。
本当にありがとうございました。」



「俺の方こそ急だったけどありがとな。

……また誘ってもいいか?」



百「はい!!」



「んじゃさ、連絡とりてぇしアドレス交換しようぜ。」




百はすっと携帯を出し、赤外線でお互いのアドレス、電話番号を交換した。
また連絡すると言って俺は家に帰った。




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