しばらくしてはっとしたような顔をした後、申し訳なさそうな顔をした。
百「あ…すいません、私ばかり話してしまって……。」
「別に良い。
聞いてて楽しかったしな。
それより俺の事は心って呼べ。
俺、百のこと勝手に呼び捨てしてんだしさ。」
百「わかりました。
でもせめて心さんって呼ばせてください。
年上ですので…。」
「それでいい。」
それからも学校は楽しいか、とか
家では何して過ごしているのか、とか
色々な事話した。
そしてあっという間に6時を過ぎていた。
会計は俺が支払った。
百はすごい遠慮してたけど…無理矢理俺が全部払った。
「家まで送るから道案内よろしく。」
百「ありがとうございます。」
行きとは違って少し距離感は縮まったと勝手に思ってたりする。
今は百自ら腰に腕を回してきたから…少しは進展したはず。
そんなこと思いながら運転し、百の家についた。
百「今日は楽しかったです。
本当にありがとうございました。」
「俺の方こそ急だったけどありがとな。
……また誘ってもいいか?」
百「はい!!」
「んじゃさ、連絡とりてぇしアドレス交換しようぜ。」
百はすっと携帯を出し、赤外線でお互いのアドレス、電話番号を交換した。
また連絡すると言って俺は家に帰った。
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