するとタイミングを見計らってか、店員の方から話しかけてきた。
店員「お決まりですか?」
「苺レアチーズ一つとミルクティー一つ、あとアイスコーヒー一つ。」
店員「かしこまりました。
店内は自由席となっておりますのでお好きな席へお座りください。
番号札をお渡ししておきますのでお運びしますのでごゆっくりなさっててください。」
そう言われ、空いてる席に座った。
ちょっど二人席が空いていて向かうように座っている。
百「あの…花森さんはケーキ食べないんですか?
もしかして甘い物苦手なんですか?」
「違ぇよ。
まぁ特別好きってわけでもねぇけど苦手じゃない。
気分だな。」
百「そうですか。」
緊張して食えねぇ、なんて言えるわけがない。
つか俺なんか女々しいな。
…初めて女を好きになったから何話せばいいか正直わからねぇし。
馬鹿にされるのを覚悟して次までにあいつらに相談でもしてみるか…。
そんなことをひたすら考えていると無言が続いた。
百「あの…何話しますか?」
「あ、悪ぃ。
俺女とこうして話すの初めてだからよくわかんねぇ…。」
百「私の方こそ、こういった経験全くないのでわからないです。
一緒ですね。」
そう言ってにこっと笑ってきた。
経験が全くないということにすごい喜びを感じてる。
「まぁ適当に思いついたことでも話すか。」
百「そうですね。」
と、話していると店員がケーキと飲み物を持ってきた。
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