大切な君

君の、お葬式の日君のお母さんから手紙をもらった。


「これ、奏のポケットに入ってたのよ。なぎさちゃん宛で。」


開いてみると、


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なぎさへ


今までありがとう。


おれ、苦しいときも泣きたいときも、なぎさが居たから頑張れた。


なぎさが居たから笑っていられた。


本当にありがとう。


あと、


ごめんな。


ホントはもっと一緒に居たかった。


無理だった。


でも、なぎさが作ってくれたたくさんの思い出は


一生、生涯、俺の宝物。


ありがとうなぎさ。


さようなら。


ずっと見守ってるからな。


なぎさ。


奏より


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