そう思いながら、振り返るとそこにいたのはやはり五十嵐君だった。
「おはようございます。五十嵐君。」
朝は、爽やかに!
私にはそんな考えがあったから爽やかな笑顔をイメージして笑いながら言った。
「おはよ。委員長。」
五十嵐君も、笑顔で返してくれた。
ふと、五十嵐君の後ろを見るとさっき一緒にいた女の子達が
「悠也と全然喋ってないよ〜。」
「あたしには、また会ってくれるってぇ♪」
などと騒いでいた。
「あの人達はいいんですか?」
そう聞いてみると…
「いいの、いいの。ちゃんとバイバイしてきたから。」
と答えてくれた。
