「俺の好きな人は…真面目で、責任感があって、鈍感で、人の世話するのが好きなめっちゃ可愛い人だよ。」


委員長のことだよ。
気付いて欲しいなあ。


「そうなんですか!?何となくですけど分かりました。五十嵐君とお似合いだと思います。」

「ホントにそう思う?嬉しいなあ。」


委員長と俺はお似合いだって!!
委員長が言ってくれたよ。

「はい。とっても。」


委員長は、そう言って満面の笑みを浮かべたんだ。

その瞬間俺の想いは溢れ出した。


「委員長が応援してくれるなら委員長には、特別に俺の好きな人教えてあげるね。」

「もちろん、応援しますよ。」

「ありがとう。…俺の好きな人はね……委員長だよ。」



あっ!俺…何言ってるんだ。
でも、もう後戻りは出来ない。


「えっ!?い、五十嵐…君…?」

「俺は、委員長……。伊澤羅唯夢が大好きです。」


一気にボッと赤くなる委員長…。
本当に可愛い…。