以外と時間は
すぐに経っていき…
――土曜日
俺は今日、勝負服を着てきた。
白の長袖Tシャツにチェック柄の半袖の上着を着て、ジーパンにした。ジーパンのポケットにはチェーンを付けて。
「やったな♪悠也♪頑張ろーぜ!」
悠也もなにげに、勝負服か?
黒のVネックにパーカーを着ている。下は、ジーパンだ。十字架のネックレスまでしている。シンプルだが、これが悠也の勝負服だったはず。
「おう!!ってか、お前テンパりまくりじゃねぇか!まじウケた〜。」
「ひ、ひでぇな。悠也〜。悠也が委員長の前だとドッキドキするって言ってたの俺、やっと分かったよ。」
「恋してるヤツは皆そうだろっ!!」
「だなっ!とりま、頑張ろーぜ!」
「おう!!」
チラッと古田さんを見てみる。
ダボッとした白いセーターに微妙に肩が露出されている服に、ショートパンツにタイツを履いている。
服装も俺好み…♪
あっ。ちなみに、委員長は、春らしい小花柄のワンピースにカーディガンを羽織っている。長い黒髪にはリボンの付いたカチューシャをしている。
委員長と笑顔で喋ってる。やっぱり、めっちゃ可愛いなあ〜。
まじ思わずため息が出るぜ。
…!目が合った!!
俺は、笑顔を見せた。
「…。」
あぁ↓↓
目逸らされた…。
ショック↓↓
もしかして、俺笑顔を見せたと思ったらニヤニヤしてたとか?
ニヤニヤヘラヘラしてたりして…。
うぅ〜。俺、もっともっと頑張らねぇと…。(泣)
