｢委員長！｣｢古田さん！｣

俺と敦の声がかぶる。
２人も同時に振り返る。

｢何？｣

先に口を開いたのは古田の方だった。


｢あっ、いや、あのデスね…。｣

敦のヤローテンパってやがる。
しょうがねぇなあ。

｢委員長と古田さんと敦と俺の４人で今度の土曜日に遊園地行こうと思うんだけど…。暇？てか一緒に行ける？｣

ドキドキ ドキドキ
俺、頑張ったよな…。

｢ぜ、是非一緒に行きましょう！｣

敦…。お前ももっと頑張れよ!!


｢なんで？私達なの？アンタ達なにげモテるよね!?他の人でもいいんじゃない？｣

｢梨瑠ちゃん！そうゆうこと言うの良くないよ！｣

｢羅唯夢…。…行きたいの？｣

｢えっ!?な、なんてゆうか…。その…。｣


委員長困らせるなよ！

｢委員長、一緒に行こっ！｣

俺は、笑顔で言った。

｢古田さんも！一緒に…。｣

おっ、敦。お前も頑張れ!!
もっと押せ!!肉食系男子だろっ!!