*** 「ただいまー」 「あっ!お帰り.楽しかった?」 「うん.…ごめんちょっと疲れてるから部屋で寝てくる.ごはんできたら呼んで」 「はいはい」 まっすぐ部屋に入って,ベッドの上に腰を下ろす. さっきから織本君の笑顔と掴まれた手とがぐるぐるとまわっていた. 体勢を立て直してくれた時の“男の子”の力強さを思い出すと思わず頬が火照りベッドに倒れる. 私がそれにドキドキしているってことは…ことは…? 思い当った答えに顔が火照り過ぎて火でも出ているような気がした. next…