『そぉ、だけどさ、父さんとあんまり話したことなかったしさ。』

「あ、そっか!!あんた、祐介のこと嫌ってたもんね♪」

『なっ、ちげーよ!ただ単に、怖かっただけで!!』

私が笑っていると、亮介は
゛もぉいぃよ!俺、寝る!!゛
と言って自分の部屋へ戻ろうとした。

『藍、そんなイジワルしないで、亮介にも祐介君の話ししてあげなさい?』

お風呂に入っていた恭一朗が、いつの間にか上がっていたらしく私の頭を軽く叩いた。

「もちろん、話すつもりよ?」


亮介を、リビングの椅子に促してから
恭一朗にも、゛もう一度゛聞くか聞いたら
゛もちろん゛と返された。