元ヤン彼女



教室を出て下駄箱に向かう


「あ、桐乃」


桐乃が下駄箱の前に立っていた


「なんでお前が…」


桐乃は嫌いだ


なんか気に入らねー


「あの!姐さん!」

「はい?」


俺は静香の顔を引き寄せて腕の中に入れた

「ちょっと…恭弥」


「あのっ、この前ちゃんと言ってなかったんで…ちゃんと言おうかと…」

「なにを?」



「ず…ずっと好きでした!姐さん!」