「北島、こいつをできるだけ、おもいっきりキツくひっぱたけ」

北島は薄く笑い、

「なんだか、面白そうね」

パァン!

と、赤く腫れるほど強くぶった。

「ん…」

「隠れろ!」

北島の手を引き、物陰に隠れた。

「っで~!!なんだよ!」

腫れた所を手でさすりながら、屋上から出て行く。

「容赦ないな」

「これでも、溜まってたんだから」

俺達は顔を見合わせ、笑いあった…


北島は、俺の前では笑うようになった気がする。


なんか、嬉しーな。



は!?何思ってんだ、俺!!


別に好意がある訳じゃねーんだからっ!