だが、自分の口角があがっているのが分かった。

「………ぬりぃ」

「あ゙?」

「ぬりぃぬりぃぬりぃぬりぃぬりぃぬりぃぬりぃぬりぃぬりぃ!!ぬりぃんだよ!!」

「な、なんだよ…」

「蹴りってのはなぁ……こうすんだ、よ!!」

俺は下から首を狙って蹴り上げてやった。

派手に吹っ飛んでいく。

倒れたソイツの腹を踏みつけて、

「ざまぁねぇな」

無表情で言い、その場を去った。