それから、校舎を駆け回っていた使用人さんたちが10数人入ってきた。
部屋が広いから、あまり圧迫感は無いが、異様な光景に少し戸惑う。
何かするのー?、とお菓子を頬張っているユイトさんを無視した生徒会長は、早足で私の座っているソファーに来た。
そして、空き教室から連れて行かれたときと同じように私の腕を掴み無理矢理立たせる。
「痛…っ」
「よく聞け。俺の彼女はコイツだ。今から俺の親に紹介しにいく」
聞こえてきた言葉に理解が追いつかない。
「…へっ?」
「へぇ、カタリって、彼女いたんだー?」
驚きだなぁー、と平然とお菓子を食べるユイトさん。
集まった使用人の方達も顔に戸惑いの色を浮かべている。
