「お、開いてんじゃん。カタリー、いきなり使用人集めてどーすんだよ…あ」
入ってきたのは、ブレザーを着崩した気怠そうな青年だった。
大声を出しながら、部屋を見回して呼んでいた人物を探していた彼の視線が私を見据える。
「あれー?君、ウチの委員会の子?」
新人さん?、と首を傾げた気怠そうな人。
目は半分閉じているようで、今にも寝てしまいそうな表情をしている。
いや、そんなことよりも。
「いえ、違いますよ。私どこにも属していませんので。」
私の学校では、委員会と部活に入るのが委任になっている。
大体の生徒は自分から両方、もしくは片方に所属しているが。
「へぇー、じゃあ無所属さんなんだ。…なんかやらかしちゃったの?」
口角を上げ、ニヤついた彼は、のんびり歩きながら私の前までやってきて、テーブルにあるお菓子の1つをつまむ。
そして、綺麗に包装されたお菓子を器用に開けてから、一口サイズのそれを自分の口に投げ入れていた。
