正直、こんな、ままごと紛いなことが大の大人に通用するわけが無いだろう。
相手はこのカタリさんの生みの親、および学校の校長なのだから。
使用人と、ユイトさんは、数分前に準備があると、外に出て行ってしまった。
誰もいない部屋で2人きり。
滑稽な三文芝居に不安だけが増し、時間が刻々と過ぎていく。
「告白までのプランは、こうだ。俺が親にお前を紹介する、お前は俺に合わせて頷いていればいい」
「それ…プランになってません。アバウト過ぎですよ、さすがに」
告白の報告をしにいく時間は、午後5時半。
帰りのHRもとっくに終わった時間帯で、空は夕陽で眩しくなっている頃だと思う。
その時間まで、あと両手で数えられる程しかない。
「やっぱり止めません?」
「担任や学年主任からの説教か、悪くいけば謹慎もありえたりな」
「…」
