「…あつい」


水道で手を洗いながらそう呟く。


太陽が眩しい。


上向けない。


「だなー」


隣で呑気に言う彼になんとなく水をかけてみた。


「うっわなにすんだよ」


「太陽が眩しいから」


「おいそれ八つ当たりじゃねえか」


そう言いながらも満面の笑みの彼。









『眩しすぎる笑顔』

眩しすぎて横も向けないじゃない