校庭の端を歩いていると前方に彼の姿。 走って彼に飛びつく…時に見えた彼の方に飛んでいく白い物体。 「危ない…!」 どさっ。 「…ったく危ないのはどっちだよ」 野球ボールを手に持ってあたしを支える彼。 「でも、ありがと」 「…!」 『火に飛び込む虫のように』 おかしいな。火の中じゃないのに、熱い