あたしの隣で陽だまりみたいに優しく笑う彼。


でも彼には触れられない。


それどころかどんどん離れていく。


「…っ!待っ…て…?」


手を伸ばした先は彼の腕。


「どしたの?俺はここにいるけど」


…夢か。


「夢なんか大っ嫌い」


あたしの言葉に彼は微笑った。









『見たいのは夢じゃない』

現実の君をみていたい