「え?」
優しい、兄貴?変換していた?
違う、俺の兄貴は、お前じゃない。
「俺の兄貴は……」
「俺だ。お前が俺を“優しい兄貴”に勘違いしている。今までお前は俺のなにを見て来た?」
「……」
いつまでも俺が黙っていると、明子さんの服のボタンを外し始めた。
「っ!?は、離してください!いやっ!」
「黙って」
服を脱がされ、下着だけになった明子さんの背中には。
白く透き通るような肌に、沢山の、痣があった。
「これ、なんだと思う」
「なにって……」
赤く腫れたような傷が無数にある。
誰がやったんだ?
誰が明子さんを?
「俺がやった。お前にだってつけてきたのに、おかしな奴だ。俺に懐きやがったと思ったら、違う“俺”を見てたんだからな」
明子さんから手を離すと、明子さんは恥ずかしそうに服を抱きかかえているのが視界の隅に入った。
と、視線を外していて気付かなかった。
兄貴が、そばまで来ていたのに。
「俺じゃない“俺”が好きだったんだろ?なぁ、雪」
優しい、兄貴?変換していた?
違う、俺の兄貴は、お前じゃない。
「俺の兄貴は……」
「俺だ。お前が俺を“優しい兄貴”に勘違いしている。今までお前は俺のなにを見て来た?」
「……」
いつまでも俺が黙っていると、明子さんの服のボタンを外し始めた。
「っ!?は、離してください!いやっ!」
「黙って」
服を脱がされ、下着だけになった明子さんの背中には。
白く透き通るような肌に、沢山の、痣があった。
「これ、なんだと思う」
「なにって……」
赤く腫れたような傷が無数にある。
誰がやったんだ?
誰が明子さんを?
「俺がやった。お前にだってつけてきたのに、おかしな奴だ。俺に懐きやがったと思ったら、違う“俺”を見てたんだからな」
明子さんから手を離すと、明子さんは恥ずかしそうに服を抱きかかえているのが視界の隅に入った。
と、視線を外していて気付かなかった。
兄貴が、そばまで来ていたのに。
「俺じゃない“俺”が好きだったんだろ?なぁ、雪」


