「二人とも明日らかは帽子か何か被った方がいいわよ」
と言って先生は保健室に戻っていった。
わたしはほっと息をつく。
「梨乃ちゃん……ありがとう」
「いいよ。お礼なんて……
それよりも大事にならなくてよかった」
「梨乃ちゃんのおかげだよ……
それにしてもビックリした」
「え?何が?」
「だって梨乃ちゃんって普段は大人しいのにいきなり俺の腕をつかんで引っ張るんだもん」
ふふっと日野君は笑う。
「だって必死だったから……」
何だか恥ずかしくなってわたしはうつむく。
と言って先生は保健室に戻っていった。
わたしはほっと息をつく。
「梨乃ちゃん……ありがとう」
「いいよ。お礼なんて……
それよりも大事にならなくてよかった」
「梨乃ちゃんのおかげだよ……
それにしてもビックリした」
「え?何が?」
「だって梨乃ちゃんって普段は大人しいのにいきなり俺の腕をつかんで引っ張るんだもん」
ふふっと日野君は笑う。
「だって必死だったから……」
何だか恥ずかしくなってわたしはうつむく。

