妄想ガールの王子様

カナはわたしの顔をじっと見て深いため息をついた。

そう。

今の話は単なるわたしの妄想。

本当はイケメンたちと会う約束どころか話すらもしていない。

ただ、遠くからちらっと見ていただけ。