「いいの?」

「うん。この間小林さんと一緒に写真撮った時すごく集中できたんだ」

「ホント?わたしもまた撮影する所みたいなぁって思ってたんだ」

また春田くんの隣にいられる。

わたしは何だかくすぐったい気持ちになって思わず笑顔になる。

「……俺も行く!!」

突然、日野くんが大きな声を出した。

「何だ、日野も写真に興味があるのか?」

「写真っつーか……。とにかく俺も行くから」

「分かった。じゃあ早速だけど明日とか大丈夫?明後日からは雨が降るらしいからさ」

「うん。大丈夫だよ」