【短編】俺の可愛い妹





休みの日の、こんな真昼間から何でこのメンバー?

到着した俺に絡み付いてくる、タツ。



「お前ー、おせぇよ!」

「はぁ? 何でタツがいんの?」

「は!? お前ねぇ。祥子ちゃん紹介したの俺だし」

「あ、そだっけ?」



そう笑う俺に苦笑いを見せたタツが



「お前さ、最近遊びが酷くなってね?」



と、急に真顔で俺に尋ねた。



「そんな事ねーよっ」



笑って返したものの、正直ドキッとしたんだ。



梓衣と行った夏祭り以来、俺はどうすればいいのかわかんなくなってて。


“彼女”そう言った。


それは付き合うって事、だと思った。


だけど、色々と考えてやっぱり無理だって思ったんだ。

止めない女遊びをみて、梓衣が諦めてくれるだろう。