私の隣の幽霊くん。



「ありちゃん…、保健室行こ…?」


取り巻きの一人、櫻木あいが倉野亜里沙の肩を支えてそう呟き、他の取り巻き達と教室から出て行った。


倉野亜里沙グループが教室から出て行った瞬間、教室が一気にワッと盛り上がる。


「なになに、何が起きたわけ!?」


「よくわかんないけど、ざまあみろって感じ。いっつも偉そうにして」


男子達は面白がって爆笑し、女子達は倉野亜里沙がいないことをいい事に言いたい放題だった。


それを見て聞いて、倉野亜里沙に自分の悪口を言われたが、いい気分はしない。


教室内が騒がしい中、水をかけた張本人の辻谷那央はフラッと浮きながら教室から出て行った。


それに私は慌ててついて行く。