────月曜日。
彼の葬儀が昨日終わり、またいつも通りの一週間が始まる。
彼が亡くなる前の教室の活気はまだ戻らず、どんより暗いまま。
お通夜の日は彼は床で、私はベッドで寝て、また朝起きたら彼は居なかった。
そして昨日は一日中帰ってこなく、今日もまだ彼の姿を見ていない。
まるで猫のようで、いつの間にか消えてなくなっているのではないかと、少しだけ心配してしまう。
…昨日から辻谷那央を見ていない。まさか葬儀が終わると同時に成仏したとか?
それはそれで私には好都合だけど…。
実際、同居するって言ってもほとんど辻谷那央は家にいないし、今までとあまり生活が変わらないのが私の中では一安心だったこと。


