ん?、と不思議に思い後ろを振り向こうとすると、彼が口を開く。 「さっきの…、雪斗の事、サンキューな」 「え…、あ…う、うん。私が勝手にやったことだし…、寧ろ勝手なことしてごめん…」 「いいや、言ってくれて俺も少しスッキリした」 彼がそう言うと私の頭をくしゃくしゃ撫で回して家の中へと入って行った。