私の隣の幽霊くん。



のあに呼ばれて私と辻谷那央は斎場へ戻り、私とのあは席へ、彼はお坊さんの横に立った。


そしてすぐに通夜が始まる。


彼にとっては人生最大で最期の晴れ舞台。


それを自分の目で見ているのはどんな感じなんだろうか。


それは彼にしかわからないことで。それを聞く勇気なんで私にはなかった。


通夜は約二時間くらいで終わり、クラスは解散した。