「っ...咲がそういうんだったら..まぁ
 でも...お前ら二度目は許さない」

だから春...私も悪いのに

そしてずっと黙っていた男子は

「ごめんね...大丈夫だった???」

その男子たちは深く頭を下げて謝ってくれた。

「いいよ?私も前みていなかったからさ!
 気にしないでね...それに..」

それに足が不自由じゃなかったら
ぶつかる前に避けれたから...

「咲??もしかして足痛むか??」

またまた心配して私の顔をさっきより顔をゆがめて
覗いた..

「うん...大丈夫だよ」

「そっか...教室に入ろっか?」

そうだ廊下で考え事しててぶつかったから
まだ教室に入ってなかった...

「うん!」

そして、チャイムが鳴って担任の男の先生が...なんか見覚えがあるって...っつてえーー?

「えっと..俺の名前は...一瀬拓也だ、よろしく?でも担任ではないぞ?」

なんと春の上から二番目のお兄さんだった。
春ってこのこと知ってたのかな?

しかも女子はもうキャーキャー状態
んでも担任ではなかったらなんだ???
もう一回、お兄さんは言葉を続けた

「俺は副担だ!だが...ほとんど担任の役割も務めるので宜しく」