…………〝18:05〟 もうほとんど日が暮れてしまっていた。 でも風間は来なくて…… 来る気配は、全然なくて………… 零れ落ちそうになった涙を必死に堪えた。 「………帰ろう…」 呟くような小さなあたしの声は、そのまま空気に溶けた。 あたしは立ち上がり、校門に向かって歩き始めた。 ……………「…まだいたのかよ」 「…っ⁉」 俯いて歩いていたら、いきなり上から声が聞こえた。 「……う、そ………かざ、ま…?」 「………」 そこには、まだ制服姿の、あたしの大好きな風間が立っていた。