外は怖いくらいに静かで、生徒や通行人、車などは一切通っていない。
なんだか気味が悪いので、あたしはさっさと帰ろうと、鞄を持ち直して歩き始めた。
………公園にさしかかったところで、いきなり後ろから口を抑えられて、腕を引っ張られた。
そしてそのまま、公園に引きずりこまれる。
あたしは、誰かわからない相手に必死に抵抗した。
でも相手はびくともしなくて、あたしをどんどん連れて行く。
やがて口から手が離され、腕も自由になったかと思ったら、今度はベンチに押し倒された。
あたしはそこでやっと、相手の顔を確認した。



