「瑠奈!」
「…っ」
風間の背中で顔は隠してあるから、直接は顔を合わせていないけど……
でもやっぱり、怖いと感じてしまう。
声を聞いただけで恐怖を感じてしまう。
名前を呼ばれると、震えてしまう。
だからあたしは思わず、風間の制服のブレザーを強く掴んだ。
「早く、俺とより戻そうぜ。絶対、大事にすっからさ!」
「……っ…」
「な? 隠れてねーで、出てこい…」
「ヤメろ」
工藤の言葉を風間が遮った。
「…あァ? テメェ、さっきから邪魔ばっかしやがって‼」
「早川怖がってんだよ。ヤメろ」
………風間、気づいてたんだ……



